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2026620日(土)、京セラドーム大阪にて、IBD(炎症性腸疾患)の患者さん・ご家族を対象とした「オリックス・バファローズ観戦無料招待と安達了一コーチとの交流会」を開催しました。

開催告知画像

 

本イベントは、オリックスグループ様、宮内財団様のご支援・ご協力のもと実現した特別な企画です。交流会では、潰瘍性大腸炎の当事者でもある安達了一コーチにご登壇いただき、参加者の皆さんとの交流や質疑応答を行いました。その後は、オリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの試合を観戦しました。

当日は雨予報でしたが、幸いにも受付時は小雨程度で済みました。試合終了後は大雨の中帰宅された方も多かったかと思います。ご参加いただいた皆さま、当日は本当にありがとうございました。また体調不良などにより参加を見送られた方もいらっしゃいましたが、再びこのような機会をお届けできるよう準備してまいりますので、その際にはぜひご参加いただければ幸いです。

 

 

特別な場所で始まった交流会

集合場所は広く、少し分かりづらかったかもしれませんが、参加者の皆さんは時間どおりにお集まりくださいました。

交流会の会場は、普段は関係者以外立ち入ることのできないエリア。セキュリティスタッフや報道カメラが並ぶ光景に、私自身も思わず緊張してしまいました。一方で、オリックスグループの担当者の皆さまは終始温かく迎えてくださり、安心してイベントを進行することができました。

参加者は、小さなお子さんから50代以上の方まで幅広く、中にはオリックス・バファローズのユニフォーム姿で参加される方も。交流会への期待が伝わってくるようでした。お席には、グッテオリジナルのお菓子「サクリィ」をご用意し、イベントがスタートしました。

 

安達コーチの登場に会場の期待が高まる

安達コーチは、練習と試合の合間という限られた時間を割いて会場へ駆けつけてくださいました。

予定より少し開始時間は遅れましたが、その間も会場ではスタッフの出入りや小さな物音がするたびに「安達コーチかな?」と入口へ視線が集まり、参加者の皆さんの期待が伝わってきました。

 

安達コーチの登場場面 拍手で迎えました

 

そして安達コーチが姿を見せると、「本物だ!」「かっこいい!」という声があちこちから聞こえ、会場の空気が一気に明るくなりました。

写真撮影は、他の参加者が写らない範囲で自由に行っていただきましたが、シャッター音は意外なほど少なく感じました。それは皆さんが写真を撮ること以上に、その場で直接会い、同じ時間を共有することを大切にされていたからなのかもしれません。

 

同じ病気を経験したからこそ届く言葉

交流会では、参加者の皆さんからさまざまな質問が寄せられました。

「診断がつくまで不安だったが、安達コーチはどうだったか」「症状がある時期の体づくりはどうしていたか」「周囲の理解や支えについて」など、病気と向き合う患者だからこその質問が続きます。

 

交流会の様子 丁寧にお話しいただきました

  

安達コーチは、診断を受けた当時を振り返り、「やめないといけないのかなと思った」と率直な思いを語ってくださいました。その言葉に、多くの参加者が自身の診断当時を重ね合わせたのではないでしょうか。

また、「症状がある時は無理にトレーニングをせず、とにかく回復を優先すること」「メリハリをつけることが大切」といったお話も印象的でした。

途中、「僕は野球選手しか知らないので、普通の会社員の方の生活の方が大変なんじゃないかと思います」と話される場面では、会場が笑いに包まれるひと幕もあり、終始和やかな雰囲気で交流会が進みました。

 

私自身が感じたこと

交流会を通して最も印象に残ったのは、安達コーチのお人柄でした。

穏やかで温かく、参加者一人ひとりを自然と受け入れてくださるような雰囲気があり、「同じ病気を経験した仲間」として向き合ってくださっていることが伝わってきました。

プロ野球選手は、結果を出し続けなければ現役を続けられない厳しい世界です。潰瘍性大腸炎という難病と向き合いながら第一線で活躍し続けられた背景には、競技者としての実力だけでなく、ご本人の努力や、周囲との信頼関係があったのではないかと感じました。

難病と診断された時、多くの方が大きなショックを受けます。安達コーチも「やめないといけないのかな」と思ったとお話しされていました。それでも、「できなくなったこと」ではなく、「今できること」を積み重ねながら歩んでこられた姿勢が、周囲の支えや信頼につながってきたのではないでしょうか。

その姿は、参加者の皆さんにとっても、大きな勇気になったように感じました。

 

笑顔あふれる記念撮影

交流会の最後には、グループごとに記念撮影を行いました。

順番を待つ間は少し緊張した表情だった参加者の皆さんも、安達コーチの隣に並ぶと自然と笑顔に。駆け足での撮影会でしたが、「応援しています」「勇気づけられました」「頑張ってください」といった言葉を直接伝える方もいらっしゃいました。

お子さんたちもうれしそうな表情を見せており、会場全体が温かな空気に包まれていました。

 

試合観戦を通して感じたこと

交流会後は、オリックス・バファローズ対埼玉西武ライオンズの試合を観戦しました。

 

 

試合観戦 

 

試合前には「今日もいいプレーを見せられるよう頑張ります」と話されていた安達コーチ。試合では好プレーも見られましたが、残念ながらチームは敗戦となりました。

それでも交流会でお話を伺ったあとだからこそ、病気と向き合いながらプロの世界で戦い続けてきた時間の重みを改めて感じました。同時に、ご家族や球団、チームメイトなど、多くの方々の理解と支えがあってこそ歩んでこられた道なのだろうと思い、改めて素敵なチームだと感じました。

 

参加者の皆さんの声

イベント終了後のアンケートでは、満足度は平均9.7点(10点満点)、他の患者さんにも勧めたいという評価は平均9.8点という、大変うれしい結果となりました。

「病気を公表してくださったおかげで家族の理解につながった」「直接お会いして勇気をもらえた」「忘れられない一日になった」といった声も多く寄せられ、改めてこの交流会の意義を感じました。

一方で、「患者同士でもっと話す時間がほしかった」というご意見もいただきました。私自身も同じように感じており、病気のことを安心して話せる仲間と出会えることも、このようなイベントの大切な価値なのだと改めて実感しました。

 

おわりに

運営スタッフとして参加者の皆さんの笑顔を見たとき、「無事開催できてよかった」と心から感じました。

病気があるからこそ、不安になることや、諦めそうになることもあります。それでも、同じ病気と向き合いながら活躍されている安達コーチのお話や、同じ立場の仲間と時間を共有したことが、参加された皆さんにとって明日からの力につながっていたらうれしく思います。

ご参加いただいた皆さま、ご協力いただいたオリックスグループ様、宮内財団様、そして安達了一コーチに心より感謝申し上げます。

また皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。