患者体験談

昨年12月のIBDエキスポでもご登壇頂いた愛知県在住の潰瘍性大腸炎患者Souさんのインタビュー内容の後編です(前編はこちら)。今回は新卒で就職してからのお話と将来展望です。

 

――実際に働いてみて学んだこと、気づいたことは??

 

社会人になってよかったなと感じたのは、仕事を通して様々な世代の人と関われることです。学生時代と比べたら、当然、出会う方のほとんどが年上の方ばかりなので、日々お客さん・上司を含め、いろんな方の考え・価値観を吸収できることはとても楽しく、自分の成長を感じられています。

 

ただ一方で、改めて時間が貴重なものであるなぁと日々感じるようになりました。

仕事が終わっても、疲れていて自分の時間がなかなか取れないもどかしさもあります。

 

働いて家に帰って寝るだけの日もありますし、体調が悪い時には早く帰れても今まで好きだった趣味でさえもやる気力もなくなっている時も多いです。

 

ですので、最近は自分の健康を第一に考えつつも、自分は限られた時間を何に、どのように使いたいかを考えながら、時間を有効に使うようにしています。

 

自分はまだ半年しか働いてないですが、この半年間の感想を一言でまとめると、

「すべてが自分次第である」と感じています。

 

忙しい環境下でなかなか自分の時間もとれず、つい愚痴や不満など出てきてしまいがちですが、そこは自分がそれで終わるのか、はたまた行動してより良い方向へ変えていくのか、全ては自分次第ですよね。

 

自分は常に後者であり続けられるように、無理せずに継続していきだいです。あくまでも、無理せずに。

 

――今後の展望について教えてください

 

積極的に新しいことに挑戦していきたいです。

 

例としては、YouTubeを始めたいです。内容としては、主に潰瘍性大腸炎などIBDに関連する動画を投稿していき、IBD人の住みやすい世の中にするため、もっとこの病気の認知度を広めていきたいです。

 

さらに、自分はいろんな人と出会って、いろんな人の考えを知ることが好きなので、IBDに関する活動をしていく中で出会った方々にインタビューをしたり、自分のYouTubeチャンネルに出演していただくことも考えています!

 

さらに、自分はギター・バイク・ゴルフ・ライブ、サッカー観戦など趣味が沢山あるので、今後さらに自分の趣味を満喫していきたいです。また、自分は絵を描くことも好きで、今後もっと極めていきたいと考えており、コンクールや絵本の制作も行っていきたいと思っています。最終的に小規模でも個展を開きたいという夢があります。


 

ただ、やっぱり一番は健康に過ごすことです。

 

もちろん、自分の身体に関しては、基本的な食事・睡眠・運動を意識して寛解期を継続させていくことが目標ですが、それに伴って自分の心に嘘をつかず、つらい時は休み、頑張るときは全力で頑張ることで心の健康も継続させたいです!

 

無理せず、マイペースでこれからも走り続けます!

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