患者体験談

この就労体験記では、IBDを抱えての就職活動や就労に関して、皆さんのプロセスや気づき、工夫などを共有することを目的としています。


今回は2016年発症、UC5年目のぺっちゃまさんの体験記です。


実は、ぺっちゃまさんは2019年にも体験記を書いてくださっています(前回の体験記はこちらから→https://gcarecommunity.com/article/253)。今回は就労にフォーカスしてお話を伺いました。ぜひご一読ください。

 

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 2016年発症、UC5年目です。UCになった時は不安でいっぱいでしたが、自分を知るために色々試しました。


とにかくストレスをためないようにする、再燃中は胃腸に優しいものを。寛解中はあえて我慢しすぎない、をモットーに過ごしています。


現在の治療は、ペンタサ、ミヤBM錠、レクタブル注腸です。仕事は、事務職と飲食業のWワークをしています。

 

仕事のやりがい・よかった点


事務職は、身体への負担が少ないので長く続けられると思います。飲食業の仕事は、マナーが身についたり、従業員やお客様とのコミュニケーションが取れたりするのが良い点です。


大変な点・改善されたらいいと思う点


事務職は、リモート業務になるとありがたいです。飲食業は、身体への負担が大きいところが大変です。また、理不尽なクレームを受けることがあるので、そういう時は精神的にもダメージがあります。

 

就職活動の際、職場を選ぶために大事にしていた観点


就職活動の際、職場を選ぶために大事にしていた観点は、職場の方に迷惑がかかると思ったため、そして自分を守るためにも、持病があることを伝えようと思っていました。


また、就職活動の具体的な進め方としては、職業相談等ハローワークを活用しましたが、実際はタウンワーク等で探して見つけました。


仕事とIBD治療を両立するための工夫としては、2つの仕事をしている分、勤務時間を少なくしています。身体の事を考え、週4~5日で4~5時間を目安に働いています。

 

これから就職活動をする方へ、一言メッセージ


私が徹底していたことは、持病があるということをしっかり伝えることでした。何社も面接を受けましたが、必ず病気の事を理解してくれるところはあります。どうか諦めないで、自信をもって自分を出していってほしいです。

 

また、Twitterで知り合ったIBDの方々が、私の心の支えです。1人で悩まず、誰かに話してみると気持ちがとても楽になります。この場をお借りして、みなさんに「ありがとう!」と伝えたいです。

 

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ぺっちゃまさん、お忙しいところご協力いただきありがとうございました。

皆さんへの一言メッセージがとても素敵でした!ぺっちゃまさんの益々のご活躍をお祈りしております。

 

また就労に関しては以下のイベントがあります。ぜひご興味ある方はチェックください!


10/16(土) 14-15時 IBD先輩患者さんとの交流会:https://gcarecommunity.com/article/780

10/30(土) 14-16時. 第2回 IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動・フレッシュマン編(田辺三菱製薬株式会社共催イベント) https://gcareglobal.com/event-2/

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