質問&おしゃべり

新年度がスタートしましたね、皆さんいかがお過ごしでしょうか。


今回わたしは都道府県をまたぐ引越しをはじめて経験しました。

受給者証の管轄や、保険証も変わるため、現在金銭面がちょっと大変だなと感じています。


ご参考までに、引越しの際の受給者証の手続き、医療費の負担についてまとめてみたいと思います。

※居住地や加入している保険によって手続きは異なる可能性があります。実際に必要な手続きはご自分でお問い合わせください。




〇受給者証の変更・医療費の支払いについて

都道府県をまたぐ引っ越しの場合、「変更申請」になり診断書は必要ありませんでしたが、前年度の課税証明書(令和5年度の課税証明書は令和5年1月1日時点の居住地に請求)が必要でした。また受給者証が手元に届くまでは新規申請と同様の時間がかかります(3か月ほど)


受給者証が手元に届くまでの間に支払う医療費は、保険証が手元になければ10割負担、保険証を使用できれば3割負担、限度額認定証を使用すれば所得区分によって限度額までの負担になります。


ただし病院によっては支払いを待ってくれる場合もあるので、まずは相談してみるのがよいかと思います。


一般的に、保険証が変更となる場合は手元に届くまでに3週間ほどかかるそうです。

(マイナ保険証に変更が反映されるタイミングは調べてもよくわかりませんでした)




〇償還払いについて

償還払いの申請をすると、受給者証の限度額より多く支払った部分が償還されます。この入金までは3か月ほどかかります。


もしも保険証を使用せず10割負担した場合は、まず保険者へ3割よりも多く支払った分を償還払い申請し、入金を待ち(3か月ほどかかります)、その証明をもって受給者証の償還払い申請をすることになるので、全額償還されるまでは最短でも6か月はかかることになります。





<わたしのケース>

・北海道→千葉

・3月から転院先受診、4月から職場(保険)変更


私の場合、1回目(3月)の受診では旧保険証が使用できました。スキリージでの治療、エレンタールなど薬剤を2か月分処方してもらい、3割負担で22万円ほどかかりました。旧受給者証についても実は使えたらしいのですが、引越しの手続きで保健所へ行った際に返納してしまっていました。

※医療機関によっては前住所での指定機関に該当しない(受給者証が使用できない)場合があるそうで、事前に問い合わせる必要がありそうです。


保険証は早めに相談したためか、4月2週目には受け取ることができました。4月の受診日前に受給者証の申請を無事終えられて、ほっとしています。


この後、受給者証が届くと思われる7月までに検査、治療などがあり、その間3割負担となるので…合計60万円くらいはみておいた方がいいのかなと思っています。

なかなかの負担ですよね…



〇引越し前後でできる対策

転院や受給者証の管轄が変わるお引越しが決まった時にできる対策を考えてみました。


病院・主治医との相談

・転院先の病院に支払いを待ってもらえるか、期間も含めて相談しておく

・引っ越し前に薬を多めに処方してもらうなどして、引越し後の通院の回数を一時的に少なくする

・治療のスケジュールをできる範囲で調整する

会社など保険者に対する相談

・(保険証が変わる場合)保険証もしくはそれに代わる物の発行を早められないか確認する

・限度額認定を申請する(マイナンバーカードを保険証として使用する場合はすぐできるようです)

支払いの工夫

・クレジットカードで支払い引き落としを後日にする、分割払いなどを利用する



お金の問題は生活に直結する大問題だと思います。

他に何か工夫されたという方がいれば教えてください!




※償還払いについて

受給者証を申請した日が認定開始日となることに注意してください。

認定開始日までは旧住所の管轄、認定開始日以降は新住所の管轄になります。

償還払いの申請先はよく確認しましょう。


限度額認定証について

参考:医療費が高額になりそうなとき | こんな時に健保 | 全国健康保険協会

https://www.kyoukaikenpo.or.jp/g3/cat310/sb3020/r151/


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