先日、リノさんが通院頻度に関するアンケートを実施してくれましたので、過去に実施された潰瘍性大腸炎患者の通院調査と比較してみました。
◆今回の調査結果
Gコミュニティ参加の31名の患者さんに回答いただきました。お忙しい中ご回答いただきありがとうございました!

最も多かったのが「約3週間~1か月に1回」で51.6%、次いで「2か月に1回」が25.6%、以下「2週間に1回」と「3か月に1回」がともに9.7%、「4か月に1回」が3.2%、「約1週間に1回」は0%という結果でした。
アンケート結果はこちら→https://gcarecommunity.com/questionnaire/5
◆過去の調査
平成25年に実施された調査結果をご紹介します。[1]
就業中または就業経験のある潰瘍性大腸炎患者70名が回答、平均年齢43.8歳、男性40名、女性30名、寛解期75.7%。
結果は、「現在は1–2ヶ月に1回通院している」が78.6%と最も多かった。「現在は月に2回以上通院している」は10.0%であったが、悪化時は62.9%と有意に多かった(p<0.001)
◆考察
過去調査は潰瘍性大腸炎の患者さんのみ、Gコミュニティのアンケートにはおそらくクローン病患者さんも含まれており、両調査の回答者に違いはあるものの、2つの調査は近しい結果となり、年数が経過しても、通院頻度は大きく変わらないことが分かりました。
また、過去の調査では、悪化時に通院頻度が増加することが示されており、その時々の症状の程度によって大きく変化することが示唆されました。Gコミュニティの皆さんはいかがでしょうか⁇
今回、患者さんが実施してくれたアンケート結果を過去の調査結果と比較してみました。
今後も、アンケート結果を元に情報発信していきたいと思います。
とは言いましても、アンケート結果がないことにはできませんので、お気軽にアンケートをご利用ください♪
アンケート作成はこちらから→https://gcarecommunity.com/questionnaire
参考文献
1. 「潰瘍性大腸炎患者における就業上の困難と前向きな気持ちの実態」:産業衛生学雑誌 2015 年 57 巻 1 号 p. 9-18