専門家の記事

色々な偶然とご縁があり、オーストラリアに出張行く機会ができたので、低FODMAPの研究や分析を行うオーストラリアのMonash大学のスタッフさんと面談してきました。


Monash大学とは、SUNAO製薬さんと共同開発しているFODUPの認証を取得した際にお世話になり、そこからのご縁で情報交換等をさせてもらっています。また私自身もMonash大学の低FODMAPに関するオンライン講座をを受けたこともありました。


今回はSUNAO製薬の廣澤さんと訪問し、オーストラリアの管理栄養士や研究担当者、分析担当も交えた情報交換に加えて、Monash大学の検査ラボも見せてもらいました。僕がアメリカ時代にお世話になっていた先生が共通の知り合いだったこともあり、話は大いに盛り上がりました。


今回はその中でも日本の低FODMAP食に関する情報交換内容を少しだけここで共有できればと思います。(低FODMAP食に興味のある方向けの話題になってしまうと思いますが、、)


日本での低FODMAP食の実施に関しては、日本食の分析データが十分にないことが課題で、日本食の多くが実際に高/低FODMAPかわからない状況です。


そのような中、Monash大学ではプロジェクトの中で、その国でベースとなる食材の分析を行うプロジェクトを実行中で、フランスやマレーシアなどの食品は分析中とのことでした。どこかのタイミングで日本食も入ってくるとのことでした。



また、多くの人が悩む、人工甘味料の取り扱いについても聞きました。高FODMAPに該当するのかわからない人工甘味料が多い状況を伝えたところ、現在、臨床研究の一つとして、人工甘味料がIBS患者でどの程度許容できるのかに関する研究を行っているとのことでした。少し時間はかかるとのことですが、こういった情報が出てくると患者さんが食品の摂取可否を判断しやすくなりますね。


なお、街中にはそれなりに低FODMAP食の商品が陳列されていました。認知度は日本より圧倒的に高い印象でした。



低FODMAPに限らず、また海外の情報も発信していきたい思います!!