Gコミュニティの宮﨑です。今週日曜日はいよいよIBDストレス解消交流会&リラクゼーションヨガですね。初めての大阪IBDさんとのコラボイベントですし、初めてのヨガとなります。Zoomでの開催となりますので、その時間は家にいるよ!という方はぜひご参加をご検討いただけましたらと思います。
さて、本日は、日曜日のイベントでもヨガパートで含まれている呼吸やメディテーション(瞑想)などのIBD患者さんの精神的、肉体的症状への効果を確認した研究を紹介いたします。
この研究では29名のIBD患者さんを介入群とプラセボ群(疾患教育を受ける群)に無作為に割り付けて、ストレスや症状、QOLに関する指標などを開始時、開始後6週、開始後26週の段階で確認しました。
介入群は、2日に渡り合計9時間の呼吸や動き(気功や合気道などの要素が含まれたもの)やメディテーションに関する講習を受けました。試験期間中は1日20分習った呼吸などを行うことを推奨され、6週間までは90分のフォローアップを毎週、7から26週までは月に1回フォローアップが行われました。
その結果、介入群では、開始前と介入後を比べた時に、精神面やIBD症状、QOLなどに関する有意な改善が認められましたが、プラセボ群では開始前と介入後で有意な改善が認められませんでした。
この研究では、対象患者数が限られていたこともあり、介入の効果を確認するにはさらなる研究が必要ですが、改めて呼吸やメディテーションなどがIBD患者さんのストレス管理などに効果的である可能性が示唆されました。
ヨガやメディテーションに限らずですが、不安なときやストレスがかかる時に自分なりのストレス解消法があると有用ですし、定期的な運動などの習慣はストレスが発生する可能性を減らす上でも重要だと思います。
今週日曜日のイベントで、ぜひ呼吸法やメディテーションなどを学び日常生活に取り入れていただけましたらと思いますー。