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Gコミュニティの宮﨑です。昨日、フォドアップ(FODUP)という、栄養補助を目的とした低FODMAPプロテインがMakuakeで先行販売となりました👏 


この商品はGコミュ内で試飲や名前募集・投票、パッケージ決めを行った、まさにGコミュの皆様と一緒に作った感慨深い商品です🤝


https://www.makuake.com/project/fodup/


同時に低FODMAP食って何?という質問もいただいてますので、改めて低FODMAP食について少し紹介させていただければと思います。


低FODMAP食とは?


FODMAPとは糖鎖の短い炭水化物の総称です。


Fermentable:発酵性の

Oligosaccharides:オリゴ糖(フルクタン、ガラクトオリゴ糖) 

Disaccharides:二糖類(ラクトース)

Monosaccharides:単糖類(フルクトース) 

And

Polyols:ポリオール(ソルビトール、マンニトール、イソマルト、キシリトール、グリセロール)

 

FODMAPが消化器症状を引き起こす仕組みは?


通常、多くの方はこれらのFODMAPが含まれる食品を問題なく消化・吸収することができます。


しかし、一部のIBS患者さんや潰瘍性大腸炎・クローン病患者さんの中には、これらのFODMAPの一部を小腸で吸収することができず、そのまま小腸に残ってしまうことがあります。


そして小腸に残ったFODMAPが水分を腸から吸い上げて下痢の原因となったり、FODMAPが大腸に移行し、腸内細菌に発酵されてガスが過剰に発生し、腹痛やガスなどの原因となります。


これらのFODMAPを含む食品を取り除く食事療法が低FODMAP食となります。


他方、FODMAPは5つのグループに分けられるのですが、どのFODMAPが消化器症状に影響を与えるかは患者さん個々人で異なります。


低FODMAP食では、プロセスを通して自分のトリガーとなる消化器症状を探すことが目的となります。


仮に高FODMAP食であっても、消化器症状が出なかった場合は、食べても問題ないと判断できます。


低FODMAP食が注目されている理由は?


低FODMAP食が注目されている理由は、これまでの研究で、過敏性腸症候群(IBS)患者さんの消化器症状の改善や、IBD患者さんの寛解期の消化器症状の改善が約半数と非常に多くの方で確認されていることによります。


これまで食事が消化器症状に影響を与えることは多くの患者さんが経験的に理解していましたが、低FODMAP食は、それを科学的な手法として確立しました。そこが画期的だったと考えられます。


ちなみに食品が高FODMAPか低FODMAPかを解析している世界的機関がオーストラリアのMonash大学となります。


そして我々のFODUPは、このMonash大学にて低FODMAPの認証を受けた日本で初めての製品となりました。


Makuakeの先行販売期間は5月下旬まで続きます。この期間中、定期的に低FODMAP食の実践のポイントや最新研究などをGコミュニティ内で紹介していきたいと思います!ぜひお楽しみに^^