本日は、クローン病の患者さんの母親であるあいりさんから頂いた質問にお答えします。

<質問>

息子が、クローン病と診断されたのですが腸管ベーチェット病の可能性もなくはないみたいとのことですが、腸管ベーチェット病の場合でも、食事で気をつける部分はクローン病と一緒だと思われますか？

<回答>

腸管ベーチェット病についてはIBD以上に食事については研究も限られており、海外も含め食事に関する明確な指針やガイドライン等がない状況です。

ですが、クローン病と同じように炎症がひどい時期には消化管に負担をかけない低脂質や低食物繊維食、刺激が少ない食事が推奨されるのが一般的です。

また、クローン病同様に食物から栄養を十分に摂取できないことも多いので、状況によっては経腸栄養や静脈栄養などが必要になることも多いです。

日々の食事に関して主治医の先生から具体的な指示がない場合も、体重減少や倦怠感などを感じたときは主治医の先生とすぐに相談されることをお勧めします。

なかなかクリアな回答ではありませんが、ご参考にして頂けましたら幸いです。

基本的かなと思うことも含めてまた何かご質問等あればお気軽にご連絡頂けましたらと思います。