こんにちは、ジーケアの宮崎です。
今回は、不足しがちな亜鉛、ビタミンD、またサプリメントの継続についてお答え致します。
【Question】
IBDの場合、亜鉛やビタミンDの不足が関連していると言われますが、補うためにどの位の量を取るべきかも気になっています。
キノコは食べなくなったし、日焼けするので日光にも積極的に当たりませんからVDは不足気味、亜鉛も多分不足してるんじゃないかと。
VDは数か月前からサプリで1000IU一日に取っていますが、特段の変化は感じておらず、です。
これから冬に向かうので続けるつもりですが。。
【Answer】
ご質問いただきありがとうございます。おっしゃる通りで、亜鉛や、ビタミンDなどはIBD患者で不足しがちなビタミン・ミネラルとなります。
補うためにどのくらいの量が必要なのかという点ですが、まず、血液検査などで実際にどのビタミン・ミネラルが不足しているのかを確認する必要があります。
ビタミンD(25OHビタミンD)は血液検査の測定項目に含まれないこともあるようですので、もし不安な場合は、ご担当の先生に検査を依頼してみてください。そしてその結果を元に、不足しているかどうかを確認してみましょう。
またビタミンDは、カルシウムとともに健全な骨の形成に不可欠ですので、状況によっては骨密度測定なども行いながら、ビタミンDの摂取要否を決める形となります。
ビタミンDが豊富に含まれる食材は、青魚(サケ、サンマ、イワシ、ブリなど)や、キノコ(干し椎茸、キクラゲなど)となります。
亜鉛が多く含まれる食材は、魚介類(牡蠣、イワシなど)、お肉、ナッツなどとなります。
そして、ビタミンDの不足が顕著な場合、また骨密度が低い場合などでは、医師からサプリメントを推奨されることがあるかと思います。
ビタミンDのサプリメントを摂取していても、自覚的な効果を感じないことが多いかと思います。ですが、上記でお伝えしたように、骨の形成などに非常に重要な栄養素となりますので、サプリメントの継続などについては、ご自身で判断せずに、ご担当の医師や栄養士に相談されることをお勧めします。
また、過去の記事で、IBDで不足しがちなビタミンとミネラルについてまとめていますので、ご興味があればぜひご参考にして頂けましたらと思います。
https://gcarecommunity.com/article/94