質問&おしゃべり
みなさんこんにちは。
10/30(土)14:00-16:00に行われた、田辺三菱製薬株式会社・株式会社ジーケア共催の就労イベント「IBDとともに働き続けるコツ〜就職活動・フレッシュマン〜」のご報告をします。
1時間の充実した内容のパネルディスカッションだったので、2回に分けて投稿しますね。
【参加人数】
パネルディスカッション:登壇者含む患者さん、もしくはご家族:40名
交流会:登壇者含む患者さん、もしくはご家族:21名
たくさんの方にご参加いただき、ありがとうございました!
【内容】
1.パネルディスカッション
IBD患者のまちさん(CD)/Mr.12thさん(CD)/きっしーさん(UC)/つばささん(CD)によるパネルディスカッション
ファシリテーター:就労支援ネットワークONE 中金竜次氏
登壇者の方と中金さんのご紹介は、以下のサイトをご覧ください~。↓
https://gcareglobal.com/event-2/
自己紹介の後、以下の内容についてお話しいただきました。
①就活時に病気のことは開示しましたか? 開示する場合、どのタイミングが良いでしょうか?
まちさん:面接が進むにつれ突っ込んだ内容を聞かれるようになったので、小児の時から病気があるとそこで言っていた。
その話をすると、面接官に眉根を寄せられてしまうこともあった。
ただ、1回目の就活では1~10まで伝えすぎていた。2回目の就活では、その反省を生かして体調管理できているなど、伝え方を工夫した。
その結果、今の会社と巡り合えた。
つばささん:非常に難しい。人事の採用担当としては、隠して就活するのも悪くはないと思う。内定をもらった段階で話すというのもアリ。
全く同じ能力・条件だったら、病気がない人が選ばれやすいのも事実ではないかと思う。
きっしーさん:どちらかというと性格的にあとでバレて何か言われるのが嫌なタイプなので、ESや履歴書で書く必要があれば書いていた。
最終面接で体調について聞かれたら言っていた。
もし体調のことで内定をもらえないならば、その会社と本当に縁がなかったんだなと割り切りもできるし、それでも採用してもらえる所に関しては本気でその会社と向き合って貢献していきたいなという気持ちもあるので、そこはそういう判断軸だった。
また、製薬会社を中心に受けていたので病気に対する忍容性は高いと思う。
Mr.12thさん:伝えないというスタンス。今の内定先の企業にも伝えていない。それは伝え方が難しい病気だと思うから。
面接の大半が30分から1時間ぐらいの時間で、他にも十分な自己アピールをするのはすごく難しいと思う。
実際に仕事をする中で、一緒に働く方に病気のことを分かってもらったらいいのではないか。
登壇者の皆さんそれぞれのお考えがあり、興味深かったです。
私ランは伝える派ですが、Mr12thさんが仰っていた、伝え方が難しい病気だというのはその通りだなぁと思いました。
➁就活のストレスをどう乗り切りましたか?
まちさん:1回目の就活の方がストレスがあった。
私にとって病気になったことは小学校の頃の出来事で、そこからの人生の方が今長い状態なので、病気についてしかめ面をされたら、自分自身を否定されたような気がした。
2回目の就職活動のときはちょっと言い方を変え、ちゃんと事実を伝えてできることも伝えて、という形にした。
ストレス解消として、映画を見たり趣味のことをしてプライベートを充実させた。また、友達と愚痴を言ったり、患者会で同じ状況の方と情報をシェアしたりもした。
つばささん:ストレスを乗り切ろうと頑張るんじゃなく、自分を成長させる期間だと考える。
なるべくプレッシャーを感じないよう、見方を変える。
大変だけど、周りの大人もみんなやってきたんだからどうにかなると考える。解釈を変える。
きっしーさん:なんとかなると考える。内定に向けて努力はするけれど、あとはなんとかなると考えて気持ちを切り替える。
Mr12thさん:就活中が一番体調が悪かったので、あまり乗り切れていないかも…。でも、体調が一番悪いときでも、内定をもらえてなんとかなった。
家族に話すことで、ストレス発散。
あと、就活生の皆さんにアドバイスとしては、できるだけ早期選考も受けてみるといい。その中で病気の開示をしたらどうなるか反応も見られる。
実際に面接に行ってみて、実験してみる。意外にいい会社に出会えるかもしれない。
就活に挑む際の具体的なアドバイスがあって、わかりやすかったです!
まちさんの、「病気についてしかめ面をされたら、自分自身を否定されたような気がした」には共感します…><
中金さんも仰っていましたが、「世界は解釈でできている」ので、見方を変えたり気持ちを切り替えることも大事ですね。
長くなったので、今回は以上です。後半の様子は次回をお楽しみに~!
登壇者の皆さん、参加者の皆さん、ありがとうございました。
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