皆さんこんにちは。

朝晩涼しくなった今日この頃ですが、いかがお過ごしですか？

さて、グッテではIBD患者さん同士で気軽に就労について話し合える場を作ろうと、

2023年10月14日（土）に「第3回　IBDおしごとカフェ」を開催いたしました。

ご参加くださった皆様、ありがとうございました！！

今回は、そのイベントをレポートします。

「IBDおしごとカフェ」の紹介ページはこちら↓

https://goodtenews.goodtecommunity.com/%e3%80%90%e3%82%a4%e3%83%99%e3%83%b3%e3%83%88%e5%91%8a%e7%9f%a5%e3%80%91%e7%ac%ac3%e5%9b%9e-%e3%81%8a%e3%81%97%e3%81%94%e3%81%a8%e3%82%ab%e3%83%95%e3%82%a7%e3%81%ae%e3%81%94%e6%a1%88%e5%86%85/237/

【参加人数】

スタッフ、就労ピアサポーター含めて　8名  

【内容】

今回もルームを分けずにお話ししました。

就労ピアサポーターさん2名にもご参加いただきました。

以下、当日話した話題を挙げます。

●忙しい時期に残業しなければならないが、残業に対してどのように対応しているか？周りが遅くまで残っていると気を遣ってしまう。

この相談に対しては、

「無理ない程度に残業し、できるだけ短時間で終わらせて周りを気にせず帰っていた」というエピソードや、

「発症する前は残業していたが、発症後は寝不足で体調が悪化する気がするので、業務時間内で頑張りあまり遅くならないようにしている」という話、

「残業のしすぎで体を崩し入院も経験しているので、今はできるだけ残業はしない、周りに合わせないで上がる」

といった経験がシェアされていました。

また、主治医に診断書を書いてもらうという対応をした患者さんもいらっしゃいました。

周りの方が忙しそうに残っていると気を遣ってしまいますが、

頑張りすぎて体調が悪化し働けなくなってしまっては元も子もないので、

無理しすぎず先に帰宅する勇気を持ったり、職場や周りにも相談してみたいですね。

●体調が悪く症状が強かった時は休みを取ったりしていたが、薬が効いてきて良くなってきたら逆に頑張らなきゃと思ってしまい、有休を使ったりしにくい。

最近診断された方からのご相談でした。

それに対しては、

「有給は権利だから遠慮なく使用して良い。体調の良い期間を維持することが大切。自分なりの方法が見つかると良い」といったアドバイスや、

「頑張りすぎて重症度が高くなると、今後もっと大変になるので、あまり周囲への迷惑など気にし過ぎなくて大丈夫。

もう少し視野を人生の大枠まで広げて、人生全体で考えたら今仕事を休んでも問題ないのではないか。

おそらく人柄など含めて周りが理解してくれるし、職場の雰囲気を明るくするだけでも十分な貢献。最悪そこでも良いじゃんと思うことも大切。

仕事をする上で、自分なりの強みや得意分野にフォーカスすることが大切では」

といった意見もありました。

また、「完璧を求めず、6割くらいでOKな気持ちで」といった意見もあり、

ファシリの私もお聞きしていて、「なるほど～！」と肩の力が抜ける思いでした。

質問者の方も、「体調がいい状態で過ごすことが、生活や家族の面でも大切だと思った。職場でも貢献できることを探したい」

と仰っていました。

●倦怠感が辛い、疲れやすくなった。

このご相談には皆さんうんうんと頷いていらっしゃって、

「残業すると辛い」「21時にテレビ見ながら寝落ちしてしまったりする、体力が続かない」

といったお声もありました。

「仕事の仕方として、1日の仕事を時間帯別に割り振ってしていた。

午前中トイレ回数が多かったり、ふわふわして集中できなかったりする時は、午前中は短い時間でできることを組み合わせ、

午後落ち着いてきたら長く時間がかかる仕事をしたりした」

「在宅勤務の日は体が辛くなったら横になったりして、回復に費やす。

倦怠感があったら休んで、午後に仕事をしたりして、普通に午前は欠勤と伝える。

無理して絶対に頑張らなきゃと考えない、やる気が出る時にやる。

周囲にどう思われても、”細く長く”が重要。

これは戦略の一部、無理して入院し仕事を中断させると職場にもマイナスだから」

と、参加者の皆さんそれぞれ、工夫してお仕事をなさっているご様子でした！

また、「病気と付き合いながらお仕事でも頑張ろうとしているだけでも十分偉い！！」といった意見もあり、

そうだそうだ、私たちみんな偉いぞ～！と自分たちを褒めてあげたい気持ちになりました(●´ω｀●)

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今回も少人数でゆっくりお話しできました。

いつもご参加くださる方もいて、のんびりといい雰囲気で開催できているかなと感じます。

話すの苦手だな…という方は、チャットでのご参加も大歓迎です！

就労ピアサポーターさんからも、今回の感想として

「持病を抱えながらどうやって過ごしていけば良いか悩んでいる患者さんに、少しでも寄り添うことができた会になったかな」

とコメントをいただきました。

「IBDおしごとカフェ」はまた企画したいと考えておりますので、ご興味のある方はご参加いただければ幸いです。

お忙しい中どうもありがとうございました～^^